【伝統・本物】愛の巣作りカップ＆ソーサー

【作品の詳細】 

可愛らしい小鳥たちがが描かれているカップ＆ソーサーのご紹介です。一生懸命に巣作りをしている様子が愛おしくなる、そんなお品物です。この小鳥はブルフィンチ（bullfinch 和名：ウソ）という小鳥で、英国のカントリーサイドでよく見かける小鳥です。

まず目に飛び込んでくるのは可愛らしい小鳥の巣作りの絵ですが、小鳥がお好きな方でしたらお分かりになっていただけるかと思いますが、こちらは写実的というよりも小鳥のキャラクターを表現することに重きを置いていると感じられます。生き生きとした小鳥の躍動感が伝わってまいりますね。

そして次に白と金色のドット状のジュール加工でございますね。もちろん絵付け、そしてこのジュールもすべて手描き手作業でございます。色彩も大変鮮やかです。金彩はやり直しが難しいためこれらの作業は熟練した職人さんが仕上げたものだと想像いたします。

こちらのカップ＆ソーサー年齢も相当古いものに感じられます。おそらく１８００年代の半ばの作品だと考えられます（素地と焼き・絵付等からの推定です）。

こちらのカップ＆ソーサー、どちらの窯のものとお思いになるでしょうか？残念ながらお品物のホールマーク（裏印）など製造メーカーの名前はございませんが、私どもでは９０％以上の確率で 〇〇〇 の作品だと考えております（超一流メーカーです）が、こちらはお買い上げいただいたお客様にお伝えさせていただくか、またはお客様がその窯元をお調べになる楽しみにそのままとっておかせていただいてもよいとも考えております。

 アンティーク蒐集の趣味というのは、ただ物を集めるというのではなく、その作品に惚れ込んで、その作品自体、背景や歴史などを調査しつつ勉強していくという醍醐味がございますね。そういった意味から全てをここでお話することは不粋だと思いますので、敢えてメーカー名は記載しておりません。

またアンティークの初心者さんならいざ知らず、この作品レベルのお品物を手になさるような方でしたら、おそらくは作品そのものの良さがお分かりになると信じております。

いえ、決して初心者の方をないがしろにしているわけではございませんよ‥‥私もかつては初心者でございましたので、当初はマークを見て「ああ、これは △△△ の作品だな」というところからスタートしたわけですので、出発点は皆同じでございます。しかしながら、何千、何万という作品を見てまいりますと、裏印を確認せずとも「おそらくは ◇◇◇ の作品だな」と感じられるようになってくるものでございます。

昨今では世界各地でメーカーのホールマークだけをつけた「フェイク」つまり、贋作が色々な所に破格値で出回っておりますので、私どもではホールマークはあてにせず、まずは作品の素地、絵付け、デザイン、バランス、仕上がりなどを見た後、最後にホールマークを確認するという作業になります。そのような経験から本物を見分けることができる目を養うことが大切だと感じる今日この頃でございます。

また私どもではむやみやたらに「これは xxx の作品ですよ」などとブランド志向を煽るようなビジネスはしておりません。その作品が良いと思われた作品がございましたら、どうぞ新しいお家を与えてやってくださいませ。

【コンディション】 

金彩のスレも殆どなく、ひび、かけ、貫入などのないとても良いコンディションです。 

【サイズ】 

カップ 口径 約７.５cm / ９.５cｍ（ハンドル含む）
　　　 高さ 約６.５cm
ソーサー：直径 約１４cm

当店取り扱いのお品は原則として未使用品ですが、全くの新品ではございません。飾ってあった年月などにより、若干経年を感じさせるお品もございます。以上、ご了承の上、お買い求めいただきたく思います。ご注文に際しましては、写真をベースとして価値・クオリティーをご判断ください。気になる点がございます場合には、ご購入前にメールにてご確認くださいませ。